公共測量
◎公共測量とは
公共測量とは、測量に要する費用の全部、または一部を国・公共団体が負担・補助して実施する測量を指します。
国土交通省、防衛省等の省庁、都道府県の地方整備局や市町村の各役所等から入札・落札することで仕事を行います。
公共測量は、公共施設や公共物を設計するための測量が主な仕事です。ただし、局地的測量や高精度を必要としない測量は、公共測量から除外されます。
◎主な仕事
主な仕事内容として、基準点測量、地形測量、路線測量、用地測量、地図編集、地図調製等を行います。その中には、測量用写真の撮影等も含まれます。
工事対象は、主に役所や学校などの公共施設や道路、鉄道、公園、トンネル、橋、河川、ダムなどインフラなどです。
陸地や水上、工事の規模、新設工事、維持管理、修繕など目的に応じて測量方法も変わります。
◎求められる精度
公共測量は各測量において点検測量を行い、規定の精度内に入る必要があります。
点検測量によって精度の満たない場合は再測を行います。それは、その後の設計を行ったり、工事を行ったりする際には、地形に関する正確な情報が不可欠だからです。万一、設計図が不正確な地形情報で書かれたものであればその後の工事に大きく影響します。よって、測量の精度はとても重要なのです。
公共測量であれば正しく測量を行っている証明として必ず精度管理を行っています。
◎このような機器で計測
NSS測量機、トータルステーションやレベル、スタッフ、電子平板などを使用して行っていますが、3DスキャナーやUAV(ドローン)などのレーザー測量機器も少しずつ取り入れられてきています。
特に、災害復旧工事では足場も悪く、急を要する事も多いため、安全かつ時短出来るUAV(ドローン)測量などの技術は推進されてきています。
その他機器も取扱いしておりますので、ご相談ください。